大田区立多摩川小5年生が撮影 開校70周年式典で展示
東京都大田区立多摩川小学校の教科「おおたの未来づくり」で、今年も5年生児童120人が「矢口地域を笑顔にしよう」と撮影に取り組んだ。
同区に本社があるキヤノンからデジタルカメラを児童が1台ずつ借り受け、今年6月から撮影が始まった。「笑顔ってなんだろう」「何を撮ればいいのだろう」と考えながら、児童は商店街の店の人や多摩川の自然などへ思い思いにレンズを向けた。
児童はそれぞれ、多くのカットから1枚選んだ写真にタイトルと説明文をつけた。「どう書いたら自分の想いが見る人に伝わるか」。何度も書き直して文章を練った。
作品は10月、開校70周年記念式典に合わせて校内に展示された。児童が人や花など被写体に向ける眼差しだけではなく、地域の人たち同士の日常の関わり合いも豊かに写し出されていて、学校を訪れた多くの人たちを笑顔にした。
商店街の人たちも児童が向けたカメラに快く収まってくれ、地域の人々と児童とのコラボ作品となった。
NPO法人ヴォイスの横山聡理事が児童たちに撮影をアドバイスした。

人の思い 男子
ここは輝く酒屋さん。カラフルな絵の具や筆は、人の思いのように輝く続け、次のお客さんを喜ばせる。そして人の思いをつなげていく。

幸せの場所 女子
幸せを感じるランチ屋さん。初めて会ったのにアイスなどをくれるやさしい人たちで、えがおがすてきで、行ったら楽しくなるランチ屋さん。

とうふのヒーロー 女子
ピチャピチャと水のおとがする。みずのおとがしたと思ったら、とうふがどんどん切られていった。

こんにちは 女子
「こんにちは」「こんにちは」「いい天気ですね」「そうですね」「あめふらないかな」「そうだね」「あめがふるじゅもんをとなえてみようか」「えいやー」「あめがふったぞ」「わーい」「わーい」

ほしいもの 女子
「ねえ」「何?」「私もほしい」「何が?」「それ」「どれよ」「赤いヤツ!」「あっ!これ?だれかがつけてくれたの。いいでしょ。」「ほしい~」「ダ~メ!」「おじぞうさまなんだから、ほしがらないの!」「エ~??」

いつもをささえる 男子
ぼくたちは、いつもあたりまえのようにせいかつをしている。
でも、いつもをあたりまえのようにせいかつできているのは、しょくにんの1人1人のぎじゅつによってこそ。
ぼくは、「いつもをたいせつにしよう」と思います。

自然橋 女子
自然のようなにおいがした。緑が広がった橋。大きな木。小さく見える弟。
いろんな長さの草。自然がつまった橋のできあがり。

店主さんのせっきゃく 男子
とうにゅうのいいにおい、とうふやさんのみしまやの店主さん。
笑がおで「いらっしゃい!」とせっきゃくをしてくれたよ。
とうふがおいしいみしまやさん。またいきます。

ドーナツ 男子
ここは武蔵新田商店街の中にあるみしま屋だ。ぼくは、ここのドーナツが大すきだ。がんばっている人をみて、つい、とりたくなってしまった。
いつもありがとう。

