千代田区(東京都)が主催する「日曜青年教室」で9月8日、参加者がカメラマンとモデルを体験する活動が行われ、特定非営利活動法人ヴォイスの横山聡理事が写真の撮り方をアドバイスしました。
日曜青年教室は、千代田区が1979年(昭和54年)にスタート。現在は区内の小・中学校卒業生や区内在住の知的障害がある人たちに、音楽やスポーツ、レクリエーションなどの活動を通して社会的適応力や自立心を養うことなどを目的として、原則として月に2回日曜日に九段生涯学習館(千代田区九段南)で開かれています。
カメラマン・モデル体験には17歳から80歳までの24人が参加。ボランティアの人たち10人がサポートしてくれました。一眼レフカメラが1人1台ずつ貸し出され、横山理事が写真の撮り方やカメラの使い方を説明。5班に分かれて、それぞれ持ち寄ったぬいぐるみや花束、模型、ビー玉などの小物を題材に思い思いにシャッターを切りました。
会場には簡易スタジオが設けられ、順番にカメラマン役になったり、モデルになったりの体験も行われました。カメラマン役の人は「もっと笑顔で」「顔をこちらに向けて」などと盛んにポーズをつけながら撮影。モデル役の人は、お気に入りのプロ野球チームのユニフォームを着たり、花束を胸に抱えたりしてカメラの前に立ちました。
参加した皆さんからは「「買ってもらって忘れていたカメラでの撮影をまた続けたい」「カメラを首から下げて肩が凝ったけれども、思い通りの写真を撮ることができた」などの声が聞かれました。
参加者が撮った作品は、千代田区の「第45回文化芸術の秋フェスティバル」作品展(11月13日~17日、九段生涯学習館)で展示される予定です。